【アルマゲドン】男として、父親としての役目について考えさせられる名作。
はぁ…
どうなさいました?
今の環境になんの不満もないんですが、毎日がマンネリ化している気がして…
それでは、こちらの映画はいかがでしょう。
【アルマゲドン】
1998年、150分監督:マイケル・べイ
脚本:ジョナサン・ヘンズリー
キャスト:ブルース・ウィリス
制作費:$140,000,000
興行収入:$553,709,788
あらすじ
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小惑星が地球に衝突するまで、残り18日。
地球の運命は、
採掘の達人ハリーと仲間たちに委ねられた。
この映画、賛否両論ありますよね。
非科学的だとか、現実離れし過ぎているとか…
賛否両論ありますね。
ただ、映画の魅力は科学や現実の枠に、収まらないものなんですよね。
批評家の意見を気にして、この名作を見る機会を逃す方が増えるのは、とても残念に思います。
確かに、価値観はそれぞれですもんね。
さっそく観てみます。
お楽しみいただけると幸いです。
ーーーーー 翌日 ーーーーー
ソムさん!
「アルマゲドン」最高でした!
それは良かったです。
どの場面がお気に召しましたか?
たくさんあるのですが、
特にお気に入りの場面が5つあります。聞いていただけますか?
もちろん喜んで。
ーーーーー ネタバレ注意 ーーーーー
1、ど迫力の滑り出し。
宇宙飛行士が宇宙で作業をしていると、突如隕石が現れ、宇宙ステーションが破壊されます。さらに、その隕石は、雨のように地球に降り注ぎ、町の人々や建物を破壊します。
NASAの調べによると、テキサス州に匹敵する大きさの小惑星が地球に接近しており、18日後に地球に衝突することがわかった。
CGとはいえ、1990年代の技術を駆使した描写は、現代でも迫力満点です。
タクシーに乗った松田聖子氏が「私はショッピングがしたい」という女性を演じているのに、気づいた方はいるでしょうか?気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
いきなり絶望的すぎて、この先、心臓がもつか不安でしたよ。
松田聖子さん、お綺麗ですね。
冒頭から心を掴まれますよね。
比較的、生々しいシーンはないので、見やすいですよね。
2、たったひとつの妙案。
NASAの研究者たちが、揃って頭を捻りあっても、これといった解決策が思いつかない。
そんな中、世界で最も優秀な頭脳を持つR・クインシー博士が”小惑星に240mの穴を掘り、そこで核爆弾を起爆する”という妙案をだした。「爆竹を手のひらで破裂させても、火傷を負うだけだが、握りしめた手の中なら?手ごと吹っ飛んで散る」これが、博士の素人に対する説明である。
政府もNASAもこの妙案を実行するため、ブルース・ウィリス演じる掘削のプロ、ハリーに協力を依頼します。
ハリーは困惑し、拒みはしたものの「信頼できる仲間を連れていくこと」を条件に、その依頼を受けることにした。
未知の場所で240m穴を掘れ、できなければ地球は終わり…
そんなこと突然言われて、やる決断をするハリーはプロフェッショナルであり、男ですよね。
そんなハリーの支えになっているのは、信頼できる仲間なんですよね。
3、グレースとAJ。
リヴ・タイラー演じるハリーの娘グレースは、ハリーの部下AJと恋仲である。
ハリーはAJに対して、掘削の腕は認めるものの、命知らずで無鉄砲な性格を懸念していた。そんなAJが、愛娘のグレースと恋仲なんて、許せないのでしょう。映画の冒頭では、感情をあらわに、銃を発砲して反対しています。
しかし、ふたりの気持ちは強く、NASAの施設内で、AJはグレースに結婚を申し込みます。
動物ビスケットでふたりが戯れるシーンは有名ですよね。グレースのお腹の上で、動物ビスケットを使って物語を展開するAJ。そんな姿を見てグレースは「世界中で、私たちと同じことをしている人はいるかしら?」とAJに問います。それに対してAJは「いてほしいね。そんな人たちを救うのが、俺たちの仕事だ」と微笑んで答えます。
動物ビスケットのシーン大好きです。
素敵ですよね。
AJのセリフも、男らしくてかっこいいです。
4、ハリーが託した、AJへの仕事。
アルマジロという掘削マシンを駆使して、240mの穴を掘る作業に取り掛かります。しかし、鉄を含んだ特殊な地面は、なかなか掘り進むことができません。さらに、100mにも到達しない時点で、突然地割れが発生し、ガス爆発が起きてアルマジロが吹き飛び、操作していたマックスは死亡してしまいます。
打つ手がなくなったハリー達は途方に暮れますが、そこに死んだと思われていたAJが、アルマジロに乗って登場します。
アルマジロを操作して、掘削を再開するAJ。予備の変速機もドリルもない状態で、240mまで掘れるのか。ハリー達は固唾を飲んで見守ります。すると、200mを超えたあたりで、アルマジロから炎が吹き出します。ハリーは一旦止めるようAJに指示を出しますが、AJは「一生に一度くらい、俺を信用しろ!」と制します。それを聞いたハリーは「お前に任せる!」と、AJに全てを委ねます。
なんとか240mまで到達し、核爆弾を設置しようとした時、遠隔装置が故障していることが発覚します。つまり、誰かが小惑星に残って、スイッチを押さなければいけないということです。宇宙船に戻り、誰が残るかを決まるくじ引きで、AJが残ることになります。
しかし、ハリーはAJの身代わりになって、自ら小惑星に残る決断をしました。AJは「俺の仕事だ!」とハリーに訴えかけますが、ハリーは「娘を幸せにする。それがお前の仕事だ。」と、AJに娘を託して、宇宙船を後にします。
このシーン、ボロ泣きでした。
私も、何度見てもこのシーンで泣いてしまいます。
こんな父親でありたいですね。
5、最後の言葉。
宇宙船を後にし、アルマジロに乗り込んだハリーは、NASAにいるグレースに連絡して「絶対に地球に戻る」という約束を果たせないことを謝ります。するとグレースは「私もパパに嘘をついてた。私はパパとは違う!って思っていたけど、何も違わない。私の長所は全部パパから。パパを愛してる、私の誇りよ」と気丈に振る舞います。そして、ハリーは「結婚式に出たかった。だが、お前を見守っている。愛しているよグレース」という父親としての言葉を最後に交信が途絶えます。瞬間に、グレースは泣き崩れます。
ハリーはなんとか核爆弾のスイッチを押し、小惑星を破壊して、地球の滅亡を阻止することができました。
ここから、賛否が分かれるところで、ハリーが死んだにも関わらず「グレースは笑顔が絶えずに幸せそうだ」という意見があるみたいです。様々な受け取り方があっていいと思いますが、私は、故人を思うあまり今の幸せが失われることが、果たして正解なのかと疑問に感じます。
皆さんの考えも、ぜひお聞かせください。
私の長所は全部パパからなんて、言われてみたいですね。
自分は、グレースの笑顔を見られただけで、幸せでした。
感じ方は、見た人の育った環境によって違いますから、何が正しいとかはないですよね。
それが映画の醍醐味です。
友達にも勧めて、感想を聞いてみたいと思います。
ソムさん、またね。
お気をつけて。
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