映画ソムリエ

映画をもっと楽しく。

【アルマゲドン】男として、父親としての役目について考えさせられる名作。

はぁ…

20代男性
 
ソムさん
 

どうなさいました?

今の環境になんの不満もないんですが、毎日がマンネリ化している気がして…

20代男性
 
ソムさん
 

それでは、こちらの映画はいかがでしょう。

 

アルマゲドン : 作品情報 - 映画.com

アルマゲドン

1998年、150分

    監督:マイケル・べイ    

    脚本:ジョナサン・ヘンズリー

      J・J・エイブラムス

        スコット・ローゼンバーグ


      キャスト:ブルース・ウィリス      

           ベン・アフレック       

           リヴ・タイラー        

         ウィル・パットン     

          スティーブ・ブシェミ    

  

   制作費:$140,000,000       

   興行収入:$553,709,788        

 

  

 

あらすじ

小惑星が地球に衝突するまで、残り18日。

地球の運命は、

採掘の達人ハリーと仲間たちに委ねられた。 

 

 

 

 

この映画、賛否両論ありますよね。

非科学的だとか、現実離れし過ぎているとか…

20代男性
 
ソムさん
 

賛否両論ありますね。

ただ、映画の魅力は科学や現実の枠に、収まらないものなんですよね。

批評家の意見を気にして、この名作を見る機会を逃す方が増えるのは、とても残念に思います。

確かに、価値観はそれぞれですもんね。

さっそく観てみます。

20代男性
 
ソムさん
 

お楽しみいただけると幸いです。

 

 

 

ーーーーー 翌日 ーーーーー

 

 

 

ソムさん!

アルマゲドン」最高でした!

20代男性
 
ソムさん
 

それは良かったです。

どの場面がお気に召しましたか?

たくさんあるのですが、

特にお気に入りの場面が5つあります。聞いていただけますか?

20代男性
 
ソムさん
 

もちろん喜んで。

 

 

ーーーーー ネタバレ注意 ーーーーー

 

1、ど迫力の滑り出し。

宇宙飛行士が宇宙で作業をしていると、突如隕石が現れ、宇宙ステーションが破壊されます。さらに、その隕石は、雨のように地球に降り注ぎ、町の人々や建物を破壊します。

NASAの調べによると、テキサス州に匹敵する大きさの小惑星が地球に接近しており、18日後に地球に衝突することがわかった。

CGとはいえ、1990年代の技術を駆使した描写は、現代でも迫力満点です。

タクシーに乗った松田聖子氏が「私はショッピングがしたい」という女性を演じているのに、気づいた方はいるでしょうか?気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

 

いきなり絶望的すぎて、この先、心臓がもつか不安でしたよ。

松田聖子さん、お綺麗ですね。

20代男性
 
ソムさん
 

冒頭から心を掴まれますよね。

比較的、生々しいシーンはないので、見やすいですよね。

 

 

2、たったひとつの妙案

NASAの研究者たちが、揃って頭を捻りあっても、これといった解決策が思いつかない。

そんな中、世界で最も優秀な頭脳を持つR・クインシー博士が”小惑星に240mの穴を掘り、そこで核爆弾を起爆する”という妙案をだした。「爆竹を手のひらで破裂させても、火傷を負うだけだが、握りしめた手の中なら?手ごと吹っ飛んで散る」これが、博士の素人に対する説明である。

政府もNASAもこの妙案を実行するため、ブルース・ウィリス演じる掘削のプロ、ハリーに協力を依頼します。

ハリーは困惑し、拒みはしたものの「信頼できる仲間を連れていくこと」を条件に、その依頼を受けることにした。

 

未知の場所で240m穴を掘れ、できなければ地球は終わり…

そんなこと突然言われて、やる決断をするハリーはプロフェッショナルであり、男ですよね。

20代男性
 
ソムさん
 

そんなハリーの支えになっているのは、信頼できる仲間なんですよね。

 

 

3、グレースとAJ。

リヴ・タイラー演じるハリーの娘グレースは、ハリーの部下AJと恋仲である。

ハリーはAJに対して、掘削の腕は認めるものの、命知らずで無鉄砲な性格を懸念していた。そんなAJが、愛娘のグレースと恋仲なんて、許せないのでしょう。映画の冒頭では、感情をあらわに、銃を発砲して反対しています。

しかし、ふたりの気持ちは強く、NASAの施設内で、AJはグレースに結婚を申し込みます。

動物ビスケットでふたりが戯れるシーンは有名ですよね。グレースのお腹の上で、動物ビスケットを使って物語を展開するAJ。そんな姿を見てグレースは「世界中で、私たちと同じことをしている人はいるかしら?」とAJに問います。それに対してAJは「いてほしいね。そんな人たちを救うのが、俺たちの仕事だ」と微笑んで答えます。

 

動物ビスケットのシーン大好きです。

20代男性
 
ソムさん
 

素敵ですよね。

AJのセリフも、男らしくてかっこいいです。

 

 

4、ハリーが託した、AJへの仕事。

アルマジロという掘削マシンを駆使して、240mの穴を掘る作業に取り掛かります。しかし、鉄を含んだ特殊な地面は、なかなか掘り進むことができません。さらに、100mにも到達しない時点で、突然地割れが発生し、ガス爆発が起きてアルマジロが吹き飛び、操作していたマックスは死亡してしまいます。

打つ手がなくなったハリー達は途方に暮れますが、そこに死んだと思われていたAJが、アルマジロに乗って登場します。

アルマジロを操作して、掘削を再開するAJ。予備の変速機もドリルもない状態で、240mまで掘れるのか。ハリー達は固唾を飲んで見守ります。すると、200mを超えたあたりで、アルマジロから炎が吹き出します。ハリーは一旦止めるようAJに指示を出しますが、AJは「一生に一度くらい、俺を信用しろ!」と制します。それを聞いたハリーは「お前に任せる!」と、AJに全てを委ねます。

なんとか240mまで到達し、核爆弾を設置しようとした時、遠隔装置が故障していることが発覚します。つまり、誰かが小惑星に残って、スイッチを押さなければいけないということです。宇宙船に戻り、誰が残るかを決まるくじ引きで、AJが残ることになります。

しかし、ハリーはAJの身代わりになって、自ら小惑星に残る決断をしました。AJは「俺の仕事だ!」とハリーに訴えかけますが、ハリーは「娘を幸せにする。それがお前の仕事だ。」と、AJに娘を託して、宇宙船を後にします。

 

このシーン、ボロ泣きでした。

20代男性
 
ソムさん
 

私も、何度見てもこのシーンで泣いてしまいます。

こんな父親でありたいですね。

 

 

5、最後の言葉。

宇宙船を後にし、アルマジロに乗り込んだハリーは、NASAにいるグレースに連絡して「絶対に地球に戻る」という約束を果たせないことを謝ります。するとグレースは「私もパパに嘘をついてた。私はパパとは違う!って思っていたけど、何も違わない。私の長所は全部パパから。パパを愛してる、私の誇りよ」と気丈に振る舞います。そして、ハリーは「結婚式に出たかった。だが、お前を見守っている。愛しているよグレース」という父親としての言葉を最後に交信が途絶えます。瞬間に、グレースは泣き崩れます。

ハリーはなんとか核爆弾のスイッチを押し、小惑星を破壊して、地球の滅亡を阻止することができました。

ここから、賛否が分かれるところで、ハリーが死んだにも関わらず「グレースは笑顔が絶えずに幸せそうだ」という意見があるみたいです。様々な受け取り方があっていいと思いますが、私は、故人を思うあまり今の幸せが失われることが、果たして正解なのかと疑問に感じます。

皆さんの考えも、ぜひお聞かせください。

 

 

私の長所は全部パパからなんて、言われてみたいですね。

自分は、グレースの笑顔を見られただけで、幸せでした。

20代男性
 
ソムさん
 

感じ方は、見た人の育った環境によって違いますから、何が正しいとかはないですよね。

それが映画の醍醐味です。

友達にも勧めて、感想を聞いてみたいと思います。

ソムさん、またね。

20代男性
 
ソムさん
 

お気をつけて。

 

 

ーーーーーENDーーーーー