映画ソムリエ

映画をもっと楽しく。

【遠い空の向こうに】夢を追うことの大切さを教えてくれる名作。

ソムさ〜ん…

10代男性
 
ソムさん
 

どうなさいました?

親が、僕の夢を応援してくれないんだ。

そんな時どうすればいいか、ヒントになるような映画ないですか?

10代男性
 
ソムさん
 

それでは、こちらの映画はいかがでしょう。

 

遠い空の向こうに

2000年、108分

    

    監督:ジョー・ジョンストン     

    脚本:ルイス・コリック       

    ホーマー・ヒッカム・Jr 


    キャスト:ジェイク・ギレンホール      

        クリス・クーパー        

       ローラ・ダーン        

       クリス・オーウェン      

         ウィリアム・リー・スコット    

  

  

制作費:$25,000,000        

 興行収入:$34,698,753          

 

  

 

あらすじ

炭坑の町コールウッド。

男性住民のほとんどが炭坑に従事している。

高校生のホーマーは、

そんな退屈な人生から逃れるため

自分のロケットを作ろうと思い立つ。

 

 

男心をくすぐるあらすじですね。

10代男性
 
ソムさん
 

この映画は、元NASA技術者ホーマー・ヒッカム氏の伝記映画です。

夢を追い求めて、掴むためのエッセンスが、凝縮された作品となっています。

めちゃくちゃ興味がそそられた。

さっそく観てみます。

10代男性
 
ソムさん
 

お楽しみいただけると幸いです。

 

 

 

ーーーーー 翌日 ーーーーー

 

 

 

ソムさん!

遠い空の向こうに」最高でした!

10代男性
 
ソムさん
 

それは良かったです。

どの場面がお気に召しましたか?

たくさんあるのですが、

特にお気に入りの場面が5つあります。聞いていただけますか?

10代男性
 
ソムさん
 

もちろん喜んで。

 

 

ーーーーー ネタバレ注意 ーーーーー

 

1、宇宙との出会い。

主人公のホーマーは、ガッツはあるが運動が得意ではなく、勉強もイマイチ。いわゆる「普通」の高校生。特に目標もなく、日常を過ごしていた。

そんなある晩、国際宇宙ステーションISSが、夜空を流れるように横切っていった。それを見たホーマーは、宇宙への興味がふつふつと湧き起こり「ロケットを作る!」という目標を掲げた。

行動力のあるホーマーは、翌日から早速ロケットの作成に取り掛かった。家にあった懐中電灯に、花火を30個詰め込んで、家の庭の柵にロープで結びつけます。

当然のようにロケットは爆発し、庭の柵は吹っ飛びました。

 

無鉄砲なホーマーに、共感できるなー。

 

10代男性
 
ソムさん
 

失敗を恐れずに行動できるのは、ホーマーの強い武器ですね。

 

 

2、最強の仲間。

ホーマーは、目標を達成するには、同じ情熱をもつ「仲間」が必要だと考え、航空宇宙工学に詳しい数学オタクのクエンティンに声をかけます。

クエンティンは変わり者で、クラスメイトから仲間外れにされていたが、そんなことをホーマーは気にも留めない。

こうして、最強の仲間が加わり、ロケット作りは本格的にスタートします。

僕のクラスにも仲間外れにされている子がいる。

いつも本ばかり読んでいるんだよな。

10代男性
 
ソムさん
 

そういう子は、貴重な存在です。

大切にしてくださいね。

 

 

3、目標の意味。

作成したロケットを持って、学校で話をしていると、校長先生に見つかり「こんなものを作ってはいかん」と没収されそうになってしまいます。

そこで、ローラ・ダーン演じるライリー先生が現れて「私が頼んだんです。科学フェアに出展するために。」と言って、校長先生を説得してくれます。

そんな出来事がきっかけで、ホーマー達のロケットは、科学フェアに出展すことになりました。この科学フェアで最優秀賞を受賞すれば、奨学金をもらうことができ、大学へ行けるのでホーマーはいっそう張り切ります。

ある日、試作ロケットの打ち上げをしていると、父親の会社に飛んでいってしまい、「もうロケット作りはやめろ」とこっぴどく叱られ、ロケットも道具も捨てられてしまいます。

それでも諦められないホーマーは、8マイル(12.875km)離れた空き地で、仲間達とロケット作りを再開します。

 

子供達だけで、12kmも離れた場所に通ったってすごい熱意ですね。

仲間がいるからできることなのかな。

10代男性
 
ソムさん
 

「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」というアフリカの諺もあります。絶対条件ではないかもしれませんが、大切な要素なのかもしれませんね。

 

 

4、分かれ道。

ある日、ホーマーの父ジョンが、炭坑作業中に事故にあい、頭蓋骨骨折の重傷を負う。一命は取り留めたものの、長期間の入院となるため働くことができず、生活費を稼ぐことができない。そこでホーマーは、炭坑で働く決断をします。「自分のやりたいこと」より「自分の大切な人」を優先したんですね。

地下に降りる緩降機から、ふと夜空を見上げると、そこにはあの日と同じようにISSが光り輝いていた。ロケットの夢を心に秘めながら、ホーマーは炭坑の仕事を続けます。

月日が経ち、退院した父はそんなホーマーの姿を見て深く感謝し、「一人前の大人になった」と、ホーマーの頑張りを認めます。

しかし、ホーマーはこのまま夢をあきらめて、炭坑の道に進むべきなのか悩んでいました。

そんなホーマーに、ライリー先生は「時には、人がなんと言おうとも、自分の声を聞くことも必要よ。一生炭坑で働くの?」と問う。そしてホーマーは宣言した。

「僕は宇宙に行く!」

僕は、人に言われたことを気にして、なかなか行動できないんです。

10代男性
 
ソムさん
 

自分の進む道は、自分で決めることが大切ですね。

 

 

5、父との和解。

父の反対を押し切り、勘当も同然で全米科学フェアに向かうホーマー。

みんなの期待を背負って出場するが、何者かに出展ロケットを奪われてしまう。

ホーマーは母エルシーに連絡して助けを求めた。そエルシーはジョンに状況を説明し、協力するようお願いするが、頑固なジョンは協力を拒否します。そんないじっぱりなジョンに「力を貸してくれなければ出で行く」と泣きながら訴える。

ジョンはプライドを捨てて、父親として我が子にできることを考えます。

その結果、なんとか発表に間に合い、ホーマー率いるロケットボーイズの研究は、堂々の最優秀賞に輝きます。

科学フェアを終え、街に帰ってきたホーマーは、ジョンに「僕と父さんは全然違うと思っていた。でも全部同じだ。ブラウン博士はみんなにとってのヒーローだけど、僕にとってのヒーローは父さんだ。」と伝えます。

最後、ロケットの打ち上げでは、ジョンに発射ボタンを押させます。打ち上げられたロケットは、どこまでも遠い空へ突き進んでいきました。

 

ひたむきに努力したホーマーだから、反対していたお父さんも心を許したんですね。

本当は炭坑を継いで欲しかっただろうに…

10代男性
 
ソムさん
 

親の希望は、あくまで親の希望。

我が子の頑張る姿を見て、応援しない親はいませんよ。

よし、ヒカキンのようなビッグなYouTuberになるために、家に帰って努力するよ。

ソムさん、ありがとね!

10代男性
 
ソムさん
 

頑張ってください。応援しております。

 

 

ーーーーーENDーーーーー