【レオン 完全版】地に足つけて生きていこうと思える名作。
はぁ…
どうなさいました?
最近、やりたいことがよくわからなくて…
奮い立つような映画とかないですかね。
それでは、こちらの映画はいかがでしょう。
【レオン 完全版】
1996年、133分
監督:リュック・ベッソン
キャスト:ジャン・レノ
制作費:$16,000,000
興行収入:$45,284,974
あらすじ
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孤独な暗殺者レオンと
家族を殺された少女マチルダの
心温まる絆。
仕事と感情の狭間で繰り広げられる
アクションと感動の物語。
ちょっと…
殺し屋の話なんて、抵抗があるんだけど。
確かにショッキングな映像はあります。
しかし、コミカルな演出、映像や音楽の美しさで、全体的におしゃれにまとめられています。
今の自分を変えるきっかけになるかも。
観てみようかな。
お楽しみいただけると幸いです。
ーーーーー 翌日 ーーーーー
ソムさん!
「レオン完全版」最高でしたよ!
それは良かったです。
どの場面がお気に召しましたか?
たくさんあるのですが、
特にお気に入りの場面が5つあります。聞いていただけますか?
もちろん喜んで。
ーーーーー ネタバレ注意 ーーーーー
1、これぞ悪役、スタンスフィールド。
人気俳優ゲイリー・オールドマンが扮するのは、麻薬取締局捜査官でありながら、裏では麻薬密売組織を牛耳るスタンスフィールド刑事。
血も涙もない悪役っぷりが、この映画の軸になっているといっても過言ではありません。
上を向いて首を震わせながら、麻薬カプセルを噛み砕くシーンは、狂気的なキャラクターを見事に演出しています。感情の起伏が激しく、女子供にも容赦しない、これぞ悪役といったスタンスフィールドからは目が離せませんね。
スタンスフィールド…最悪の悪党。
でもなぜか、かっこよく見えてしまうんだよなぁ。
数ある映画の中でも、トップクラスの悪党です。
この作品のファンの中には「スタンスフィールドが1番好き」という方も、珍しくないですよ。
2、レオンとマチルダの出会い。
レオンの牛乳を買いに行っている間に、スタンスフィールド率いる組織によって、家族を殺されてしまったマチルダ。藁にもすがる思いで、レオンに助けを求めます。
レオンは厄介ごとに巻き込まれたくないという思いから躊躇するも、「女子供は殺さない」という信念から、マチルダを助けることに決めました。
部屋に入った後も、落ち込むマチルダに「キッチンでブタを飼っている」と言い、ブタのミトンを手につけてマチルダを元気付ける。
心優しいレオンに対して、マチルダは特別な感情を抱くようになります。そんなマチルダに手をやくレオンの姿は、父親以上の関係にも見えますよね。
あれだけ優しくされたら、私でも頼りきっちゃうかも。レオンは罪よね。
そうとはいえ、あの状況では仕方ないかと…
3、危険と平和の入り混じった日常。
マチルダは家族の復讐を果たそうと、レオンに殺しを教えてくれと懇願します。レオンは拒否しますが、マチルダの意思は固く、しぶしぶ要求をのむことにしました。
物覚えのいいマチルダは、すぐに要領を覚えていきます。殺しの現場にも同行するようになり、レオンの右腕として活躍します。
そんな危険な仕事もありながら、普段の生活は平和そのもの。2人でモノマネゲームをしたり、水を掛け合ったりと、微笑ましいシーンが際立ちます。
緊張と緩和によって、感情が揺さぶられることで、映画独特のマンネリ感をなくしているのかもしれません。これは、リュックベッソン監督の手腕ですね。
私に足りないのは、メリハリなのかもって思った。
仕事をなんとなくこなして、家ではゴロゴロ過ごす…そんな日常を変えてみよっかな。
人生に刺激を求める人は少なくないですが、なかなか行動が共わないものですよね。
変えてみようと思った今が、チャンスなのかもしれません。
4、リング・トラップ。
警官から完全に包囲された状態から、脱出を試みるレオンとマチルダ。何とかマチルダを換気口から逃すことに成功したが、レオンは陽の光を浴びる直前に、スタンスフィールドから射殺されてしまう。勝利を確信したスタンスフィールドは、倒れたレオンから「何か」を受けとる。それは、手榴弾を起爆させる時に抜く「リング」だった。
レオンは希望だけでなく、最悪な事態まで想定していたのです。自分の身に何かあったとしても、マチルダの宿敵であるスタンスフィールドだけは、生かしておくわけにはいかなかったのでしょう。