映画ソムリエ

映画をもっと楽しく。

【レオン 完全版】地に足つけて生きていこうと思える名作。

はぁ…

20代女性
 
ソムさん
 

どうなさいました?

最近、やりたいことがよくわからなくて…

奮い立つような映画とかないですかね。

20代女性
 
ソムさん
 

それでは、こちらの映画はいかがでしょう。

 

【レオン 完全版】

1996年、133分

 

    監督:リュック・ベッソン    

 

  キャスト:ジャン・レノ       

       ナタリー・ポートマン   

       ゲイリー・オールドマン  

       ダニー・アイエロ     

     

制作費:$16,000,000     

興行収入:$45,284,974      

 

あらすじ

孤独な暗殺者レオンと

家族を殺された少女マチルダ

心温まる絆。

仕事と感情の狭間で繰り広げられる

アクションと感動の物語。

 

 

 

ちょっと…

殺し屋の話なんて、抵抗があるんだけど。

20代女性
 
ソムさん
 

確かにショッキングな映像はあります。

しかし、コミカルな演出、映像や音楽の美しさで、全体的におしゃれにまとめられています。

今の自分を変えるきっかけになるかも。

観てみようかな。

20代女性
 
ソムさん
 

お楽しみいただけると幸いです。

 

 

 

ーーーーー 翌日 ーーーーー

 

 

 

ソムさん!

「レオン完全版」最高でしたよ!

20代女性
 
ソムさん
 

それは良かったです。

どの場面がお気に召しましたか?

たくさんあるのですが、

特にお気に入りの場面が5つあります。聞いていただけますか?

20代女性
 
ソムさん
 

もちろん喜んで。

 

 

ーーーーー ネタバレ注意 ーーーーー

 

1、これぞ悪役、スタンスフィールド。

人気俳優ゲイリー・オールドマンが扮するのは、麻薬取締局捜査官でありながら、裏では麻薬密売組織を牛耳るスタンスフィールド刑事。

血も涙もない悪役っぷりが、この映画の軸になっているといっても過言ではありません。

上を向いて首を震わせながら、麻薬カプセルを噛み砕くシーンは、狂気的なキャラクターを見事に演出しています。感情の起伏が激しく、女子供にも容赦しない、これぞ悪役といったスタンスフィールドからは目が離せませんね。

 

スタンスフィールド…最悪の悪党。

でもなぜか、かっこよく見えてしまうんだよなぁ。

20代女性
 
ソムさん
 

数ある映画の中でも、トップクラスの悪党です。

この作品のファンの中には「スタンスフィールドが1番好き」という方も、珍しくないですよ。

 

 

2、レオンとマチルダの出会い。

レオンの牛乳を買いに行っている間に、スタンスフィールド率いる組織によって、家族を殺されてしまったマチルダ。藁にもすがる思いで、レオンに助けを求めます。

レオンは厄介ごとに巻き込まれたくないという思いから躊躇するも、「女子供は殺さない」という信念から、マチルダを助けることに決めました。

部屋に入った後も、落ち込むマチルダに「キッチンでブタを飼っている」と言い、ブタのミトンを手につけてマチルダを元気付ける。

心優しいレオンに対して、マチルダは特別な感情を抱くようになります。そんなマチルダに手をやくレオンの姿は、父親以上の関係にも見えますよね。

 

あれだけ優しくされたら、私でも頼りきっちゃうかも。レオンは罪よね。

20代女性
 
ソムさん
 

そうとはいえ、あの状況では仕方ないかと…

 

3、危険と平和の入り混じった日常。

チルダは家族の復讐を果たそうと、レオンに殺しを教えてくれと懇願します。レオンは拒否しますが、マチルダの意思は固く、しぶしぶ要求をのむことにしました。

物覚えのいいマチルダは、すぐに要領を覚えていきます。殺しの現場にも同行するようになり、レオンの右腕として活躍します。

そんな危険な仕事もありながら、普段の生活は平和そのもの。2人でモノマネゲームをしたり、水を掛け合ったりと、微笑ましいシーンが際立ちます。

緊張と緩和によって、感情が揺さぶられることで、映画独特のマンネリ感をなくしているのかもしれません。これは、リュックベッソン監督の手腕ですね。

私に足りないのは、メリハリなのかもって思った。

仕事をなんとなくこなして、家ではゴロゴロ過ごす…そんな日常を変えてみよっかな。

20代女性
 
ソムさん
 

人生に刺激を求める人は少なくないですが、なかなか行動が共わないものですよね。

変えてみようと思った今が、チャンスなのかもしれません。

 

 

4、リング・トラップ。

警官から完全に包囲された状態から、脱出を試みるレオンとマチルダ。何とかマチルダを換気口から逃すことに成功したが、レオンは陽の光を浴びる直前に、スタンスフィールドから射殺されてしまう。勝利を確信したスタンスフィールドは、倒れたレオンから「何か」を受けとる。それは、手榴弾を起爆させる時に抜く「リング」だった。

レオンは希望だけでなく、最悪な事態まで想定していたのです。自分の身に何かあったとしても、マチルダの宿敵であるスタンスフィールドだけは、生かしておくわけにはいかなかったのでしょう。

 

希望を抱きながら、最悪も想定する…

これって私生活においても、仕事においても大切な気がする。

20代女性
 
ソムさん
 

そうですね。

最悪な状況でも最善を尽くすことが、大切ですね。

 

 

5、大地に根を張って生きていく。

レオンが死んで行き場を失ったマチルダは、レオンの雇い主であり、イタリアンマフィアのボス、トニーのもとを訪れたが追い払われてしまう。

その後、以前通っていた学校に入学することを決意し、レオンの相棒である観葉植物「アグラオネマ」をそっと鉢から出し、校庭に植えました。しっかりと大地に根を張り、堂々と生きていこうというマチルダの心境と重なります。

 

このシーンは感慨深かったなぁ。

強いマチルダの姿を見て、私も頑張らなきゃって思ったよ。

20代女性
 
ソムさん
 

これからマチルダは、どんな人生を歩むのか。

想像が広がりますよね。

よし!前からやりたかったゴルフでも始めてみようかな。そのためにはしっかり働かなくちゃ!

20代女性
 
ソムさん
 

やりたいことに気づけたみたいですね。体に気をつけて、お仕事頑張ってください。

 

 

ーーーーーENDーーーーー